【20秒で分かる】伊藤忠がオーストラリアの分散型電源大手に出資
簡単に言うと...
伊藤忠商事がオーストラリアの分散型電源大手のUON(ユーオン)に出資。
ユーオンは、電力供給が乏しい地域向けに送電会社の電力網に接続しない「オフグリッド」電源の供給事業や設備のメンテナンスまで担う会社。
ユーオンに蓄電池の知見を提供して研究開発を進めるほか、アジア地域やアメリカなどに事業を広げる計画。
蓄電池ビジネスを強みとする伊藤忠は脱炭素の流れを踏まえ、脱炭素事業に今後さらに力を入れていきたい考え。
参考:伊藤忠、オフグリッド型電源の豪社に出資 - NNA ASIA・オーストラリア・公益
参考:
【20秒で分かる】富士通がJICに子会社を売却
【20秒でわかる化学ニュース】熱だけではなく、光を加えることでも水は蒸発するらしい?
簡単にまとめると…
熱だけでなく光によっても水は蒸発する
蒸発とは、常に動き回っている水分子が、水面付近に来て空気中に飛び出してしまった状態をいう。
熱を遮断し水に光のみを当てたところ、光の色によって蒸発量が変化し、緑色の光を当てたときが最も蒸発した。
熱エネルギーを使わなくても光を上手く利用することが出来るようになれば、浄水や海水の淡水化において大量の水を安価に蒸発させることだ出来るようになるかもしれない。
【20秒でわかる】実は環境に悪い?紙ストローからPFAS検出
簡単に言うと...
紙ストローや竹ストローに多くのPFASが含まれていた。
PFASとはアルキル鎖に複数のフッ素原子が結合した有機フッ素化合物の総称で、防水、耐熱、汚れなどを防ぐために使われることが多い。
PFASは非常に分解しにくく体内に残留する可能性があるため、健康問題との関連が指摘されている。
チキソ性があるってどういうこと?【1分で分かる】
はじめに
この記事では、「チキソ性がある」とはどのような状態を指しているのか
について解説していきたいと思います。
チキソ性とは
撹拌することで粘度が下がり、放置すると元に戻る性質のことです。
加える力によって粘度が変化する性質を、チキソ性があるといいます。
粘度が変化する理由としては、
・放置していると分散体が安定な位置で凝集し、粘度が上がる⤴
・撹拌すると凝集がバラバラになるため、粘度が低くなる⤵
と考えられています。
チキソトロピー流体
チキソ性がある物質をチキソトロピー流体といいます。
マヨネーズを例に考えてみましょう。
マヨネーズは、容器から押し出されるときは液状ですが、
お皿の上に絞り出されるとそのままの形を維持します。
まさにこれがチキソ性です。
バターや、ヨーグルト、ペンキなども混ぜるときは液状に近くなりますが、
放っておくと固体の形を保ちます。
ニュートン流体
チキソトロピー流体とは反対に、
力を加えても粘度が変化しないものをニュートン流体といいます。
こちらは、「加えられた力」と「変形する量」が比例関係になります。
何の変哲もないただの水を思い浮かべてみてください。
水は、力が加えられると変幻自在にその姿を変えます。
力に比例して変形しますね。
力が加えられることによって粘度が変わることはありません。
他にも、はちみつやアルコールなどがニュートン流体に分類されます。
TI値
チキソトロピー性の指標となるのが
TI値(チキソトロピックインデックス)と呼ばれるものです。
TI値は、2つの回転数の粘度値の比をとることで求められます。
TI値=1rpm/10rpm
1つ目の回転数に対し、2つ目は10倍の速度(例:1rpmと10rpm)
を与えて計測します。
TI値が1に近いほどニュートン流体に近く(粘度の変化が少ない)
TI値が大きいほどチキソ性が高いという指標になります。
UVランプの種類【1分で分かる】
はじめに
この記事では、UV硬化反応を進めるにあたって必要不可欠なUVランプの種類について書いていきます。
放電灯方式(水銀ランプ)と無電極ランプ方式(マイクロ波)
UV硬化技術において、一般的に使われている光源は、
放電灯方式(水銀ランプ)と無電極ランプ方式です。
放電灯方式(水銀ランプ、メタルハライドランプ)
放電灯方式のうち、
水銀を封入したものを水銀ランプ
水銀と金属塩化物を封入したものをメタルハライドランプ
といいます。
水銀ランプ
蒸気圧の程度により分類されます。バルブ内の圧力の違いにより、発光スペクトルが変化します。
低圧水銀灯は、表面改質や洗浄、殺菌に用いられます。
表面改質:紫外線の照射により、水の接触角を変化させることで表面処理を行います。
殺菌:紫外線の照射により、細菌のDNAの複製を阻止し、短時間で細菌を不活性化することが出来ます。
一方で、高圧水銀灯は、主にUV硬化反応に使用されます。
使用される石英ガラスの種類により、
オゾン有りランプとオゾンレスランプに分類されます。
メタルハライドランプ
メタルハライドランプのほうが均一に光を吸収するため、
高圧水銀ランプよりも硬化性能が高くなる傾向があります。
無電極ランプ
水銀あるいは他の金属とガスを封入したもので、
電極が無く発熱が小さいことが特徴です。
無電極ランプは、電極の種類により、照射スペクトルが異なるため
用途によって使いわける必要があります。
バルブの種類
A BULB、D BULB、H BULB、V BULB、X BULB
Hg BULB、M BULB、H∔ BULBなど。
UV-LED光源
水銀ランプやメタルハライドランプと比較して、小型かつ消費電力が少ないことから
近年UV-LED光源への置き換えが進んでいます。
光源寿命が従来のUVランプよりも長く、熱の発生が少ないことが特徴です。
一方で波長が単一であるため、光開始剤の吸収スペクトルとの重なりが小さく、
硬化が難しい場合があります。
アクリル樹脂って何?【1分で分かる】
この記事ではアクリル樹脂の特徴と種類について書いていきます。
アクリル樹脂とは
アクリル樹脂のメリット
・耐候性がある
・耐薬品性に優れている
・加工性に優れている
・屈折率が高く、透明性が高い
・各種溶剤に可溶
アクリル樹脂のデメリット
・耐熱性が低く、燃えやすい
・体摩擦力が低い
アクリル樹脂の種類
・ポリメタクリル酸メチル(PMMA)
メタクリル酸メチル CH₂=C(CH₃)COOCH₃ が共重合したもの。
透明性が高く、耐候性にも優れるため、屋外で使用されることも多い
アクリル酸エステルとメタクリル酸エステルやスチレンなどとの共重合体。
エステル基との組み合わせにより、溶剤系でも水系でも使用可能。
・ポリアクリル酸ナトリウム
アクリル酸ナトリウムにアクリル酸エステルや酢酸ビニルを共重合したもの。吸水性が高い。
アクリロニトリルにアクリル酸エステルやメタクリル酸エステルを共重合したもの。ガスバリア性に優れる。
・ポリアクリルアミド
アクリル樹脂の用途
・建材
・自動車
・光学部品
・電気・電子部品
・塗料
・接着剤