波長?電磁波?紫外線って何?【1分でわかる】
紫外線とは
皆さんは紫外線についてどのくらい知っていますか?
パッと思いつくのは、夏の日焼けの原因、ということでしょうか。
紫外線とは「電磁波」の一種です。
私たちの身の回りにあふれている、赤外線やX線、電波なんかもこの
「電磁波」の一種です。
では、これらの違いは何でしょうか。
答えは、波長の長さです。
物理で聞いたことがありますね。物理アレルギーが出そうです。
簡単に言うと、波長とは、山のてっぺんから谷まで下りて、また次の山のてっぺんに行くまで。この間隔のことです。
山と山の間隔が長い→波長が長い
山と山の間隔が短い→波長が短い
と表現します。
この「波長」の長さが、
380nmから780nmだと
・人の目に見える可視光線(照明)となります。
これよりも長いと
・赤外線(ヒーターなど)や電波(GPS、通信など)になります。
これよりも短いと
・紫外線やX線(レントゲンなど)になります。
ちなみに、この「波長」が短ければ短いほど電磁波のエネルギーは大きくなります。
つまり、紫外線は
「波長が短い」「人の目には見えない光」「強いエネルギーがある」ということです。
このような特徴を持つ、紫外線は自然界で様々な影響を及ぼしています。
例を挙げると
・オゾン生成
・殺菌作用
・ビタミンD生成
・紅斑作用(日焼けで皮膚が赤くなる)
・色素沈着(皮膚が黒くなる)
・光合成
・光重合
です。
メリット・デメリット各種ありますが、
紫外線のエネルギーは大きく、上手く使えればとても便利なものになり得ます。
紫外線を上手く利用した例として、紫外線(UV)硬化技術があります。
このUV硬化では、大体200nm~400nmの波長領域が用いられています。
UV硬化技術の応用分野については、また別の回で書いていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。